ドライアイと漢方薬

最近、目を酷使する方に増えてきている病気に『眼精疲労』があります。
その中でも眼の乾燥感を訴える『ドライアイ(乾き目)』症状の方が増えてきています。
特にパソコンなどを凝視する仕事や、スタジオなどで強いライトを浴びる仕事などをしている方は、目の乾燥を防ぐ『まばたき』の回数が一般の方の4分の1程度に減ってしまうために、一層乾きやすくなると言われています。

また、ドライアイは、繊細な細胞で構成されている眼球を傷つける原因となるので注意が必要だと、眼科医のドクターもいっております。
一般的な対症療法としては、
 ①ヒアルロン酸などの潤い成分や、充血を抑える消炎剤などが配合された目薬で症状緩和を図る
 ②部屋の加湿
 ③意識的なまばたき など、
目を乾燥させない生活改善で対応するのが一般的ですね。

一方、漢方では人体を『気(き)・血(けつ)・水(すい)』の3つの要素から構成されていると考え、涙は唾液や鼻水、汗、尿などと共に 『水(すい)(津(しん)液(えき)とも呼ばれる)』に属すと考えます。
また、人体の役割は『肝・心・脾・肺・腎』という五臓に分けられ『水(すい)』も五臓の影響を受けて量や質が変化していると考えます。

漢方理論で『肝』は目に開竅(かいきょう)すると言われ、全身を滋潤する血液を蓄え、解毒を司り、さらにストレスなどに影響されないように自律神経を調えて、五臓全体の調和を図る働きを担っています。

目が乾く症状は目を潤している栄養源である血液が消耗された状態(肝陰不足)です。
また、『肝』と共に大切なのが『腎』です。昔から腎の働きが改善されると肝の働きも良くなり、肝の働きが悪くなると腎の働きも悪くなることから『肝腎同源』と言われています。

具体的にドライアイに使用される漢方ですが、肝陰不足や腎虚を改善する処方に、枸杞の実・菊花・石決明(鮑の貝殻)などの『飲む目薬』とも言われる生薬を体質に合わせて処方された漢方薬を服用されると良いでしょう。

最後に、目の酷使が長い間続いている内に、『肝』や『腎』だけでなく他の臓器へも影響して、体全体のバランスを崩すことにもなりかねません。ドライアイなどの体感できる症状は、体が発している注意信号と考えて、原因からの改善に努めてください。

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